天然ダイヤモンドのカーボンフットプリント認定がスタート

この新しいテクノロジーは、個々のダイヤモンドの鉱山から研磨業者に至るまでの二酸化炭素排出量を計算し、その数値をブロックチェーン上で認証する。

CarbonVeroと呼ばれるこの技術は、最終消費者の手に渡る0.25ct以上のダイヤモンドの温室効果ガス排出量とエネルギー消費量の正確な測定値を提供する。

この画期的な新しいシステムは、イスラエルを拠点とするダイヤモンド技術会社であるSarine社、同じくイスラエルの製造業者および貿易業者のAndre Messika Ltd、および炭素排出評価の権威であるCarbon Trustとのコラボレーションによるものだ。

詳細は月曜日(7月3日)、パリで開催されたナチュラルダイヤモンドカウンシル主催のパネルディスカッションで発表された。

CarbonVeroを使用すると、例えば1.20ctのラウンドブリリアントカットダイヤモンドは温室効果ガス排出量(採掘から研磨完了まで)が233KgCo2e、エネルギー消費量(ダイヤモンド原石の研磨)67kWhのように認定される。

Sarine社は、ダイヤモンドメーカーはこれまで、環境への影響に関する累積的な結果を達成するために、カットおよび研磨プロセスの個々の段階を測定してこなかったと述べた。

同社CEOのデイヴィッド・ブロックは、「ダイヤモンド業界に透明性をさらに高め、ダイヤモンドの形成過程で消費されるエネルギーと排出されるCO2に関する重要な情報を提供する革新的な取り組みに参加できることを誇りに思う」と述べた。

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