デビアスはオンラインの原石オークションを一時停止

デビアスは、依然減速中の市場を安定させるため、年末まで全てのオンラインダイヤモンド原石オークションを一時停止する。

デビアスの前年比のダイヤモンド原石売上高は8サイト連続で下落し、今年の最低点に達した。9月のサイト(原石販売会)の売上合計は2億ドルだったと同社は木曜日に報告した。2022年の同時期からは61%のマイナスとなり、売上が3.7億ドルに達した8月からは46%のマイナスとなった。

「業界の中流が在庫の特定の部分を減らそうと調整しているため、デビアスはダイヤモンド原石の供給を減らした。」と同社CEOであるアル・クックは述べ、「デビアスは、卸売の供給と需要のバランスを再確立するため、サイトホルダー(デビアスの原石購入資格を持つ企業)を支援し続ける。」と述べた。

これを実行するため、同社は今年の最後の2つのサイトで「ダイヤモンド原石割り当てのための完全な柔軟性」を提供し、また「2023年の残りの期間、デビアスのオンラインダイヤモンド原石オークションを中断する。」とした。

同社はまた、「ホリデーシーズン中に消費者の需要を促進するために、天然ダイヤモンドマーケティングにさらに2,000万ドルを投資する」と述べている。

一方で、ロシアのダイヤモンド鉱山企業であるアルロサは、中流の過剰供給に対応し、需要と供給のバランスを取り戻すために、9月と10月の販売をキャンセルしている。

デビアスは、ボツワナのハボローネで年間10回のダイヤモンド原石の販売会を実施しているが、次回は10月23日から27日に予定されている。

9月18日から10月3日まで続いた最新のサイトは、2023年の同社の8回目のサイトで、世界的なサイトホルダーへの販売とオークションの両方で構成されていた。

8月、同社は顧客に、今年の残りの3回のサイト(9月から12月)では、消費者の需要が弱いため、1ct以上の購入の半分を2024年初頭まで延期できると語っていた。

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