ロンドン・ボンドストリートにラボグロウンダイヤモンド専門店がオープン

イギリスのラボグロウンダイヤモンドジュエリーブランド“The Diamond Lab”はロンドンのボンドストリートに独立店舗をオープンすると発表した。

ロンドンのボンドストリート、特にニューボンドストリートは高級ブランドが投資を争うエリアとなっており、イギリスのメディアによると、スウォッチグループは昨年ニューボンドストリート171号の建物を購入し、同グループ傘下のブランドであるハリー・ウィンストンがショップを構えている。また、カルティエ、グラフ、デビアス、ショーメなどジュエリーハイブランドもこのストリートに旗艦店を構えている。

ニューボンドストリートは世界小売不動産ランキングで4位で、ヨーロッパでは2番目に高いショッピング街だ。Cushman&Wakefieldの報告によると、ニューボンドストリートの平均年間賃料は1平方フィート当たり1462ドルで、ミラノのモンテ・ナポレオーネ通りに次ぐという。(1平方フィート=0.093平方メートル、1坪は35.5平方フィートなので、1坪あたりの年間賃料は約780万円、月間65万円になる。)

The Diamond Labの創設者ジェイミー・パテルはジュエリーと時計業界のベテランコンサルタントだったが、現在パテルはこの新しいブランドによって消費者に経済的で環境に配慮されたダイヤモンド製品を提供することに注力している。同ブランドのジュエリーは18Kゴールドとインドで生産されたラボグロウンダイヤモンドを使用しており、またカスタマイズサービスによって顧客のパーソナライズに対応するという。

発表によるとこの新しい店はポンドストリートの109-110号に位置し、総建築面積は3000平方フィート(約84坪)で、地下、地上階、2階のフロアがある。店舗は5月10日にオープンする予定で、現在はラッセル&ブロムリーの店舗がある。またこの店舗の近隣にはDiptyque、Georg Jensen、Canali、Opera Gallery、Dsquared2などの高級ブランドがある。

消費者の環境と持続可能性に対する関心が高まるにつれ、ラボグロウンダイヤモンド市場は増加し続けている。The Diamond Labのこの戦略的な旗艦店オープンはダイヤモンドジュエリー業界に新たな革新の動力をもたらすと考えられる。多くのジュエリー業界の専門家とイギリスの消費者は、この新しい店舗のオープンが将来のジュエリー市場にどのような影響を与えるか注目している。

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