ボツワナダイヤモンド(BOD)は現在、人工知能(AI)を利用して新しいダイヤモンド鉱床を特定している。
英国を拠点とするこの探索会社は、この技術により人間のような理解を膨大な量のデータに適用できるようになるだろうと述べている。
同社は英国に本拠を置くInternational Geoscience Services Limitedと共同で、Xploreと呼ばれる「mineral prospectivity technology – 鉱物展望技術」を開発した。
「ボツワナの鉱物データベースはシンプルに膨大です。人間がタイムリーに分析するには大きすぎます。」とBODのジョン・ティーリング会長は述べた。
同社は、ボツワナで2番目に大きいダイヤモンド探査データベースを保有しており、380ギガバイトのデータと 260,000のファイルで構成されていると述べている。
約95,000平方キロメートルのデータと375,000kmの空中地球物理データ、606件の地上地球物理調査、約 228,000件の土壌サンプル結果、および32,000件の掘削孔ログをカバーしているという。
Xploreは、セマンティック技術(コンピュータが言語の意味を理解できるようすることを目指す技術)と機械学習を組み合わせて、人間の理解と同様の方法でデータを理解し、解釈し、推論する。
「このシステムは地質学者のように機能しますが、より迅速かつ効率的に機能します。」とBODは声明で述べた。
「膨大なデータセットは、データ内の論理的なギャップを見つけて修正することを学習するAIによって処理されます。この演習により、これまで見たことのない採掘可能なターゲットを提供する新たな洞察が得られることが期待されています。」と述べている。
この技術により、ダイヤモンド以外の他の鉱床も特定できるという。
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