ロシアで投資用ダイヤモンドの需要が急増

Moscow, Russia - 14 June 2022. VTB Bank logo on building facade

ロシア第2位の銀行、VTBによればロシアの富裕層が投資目的でのダイヤモンド購入に急いでいるという。個人によるポリッシュダイヤモンドの購入数は昨年60%増加した。この背景には、政府が付加価値税を廃止したことが大きく影響している。

「ダイヤモンドの一意性と希少性は、金融市場のボラティリティが高まり、伝統的な投資への制約が増える中で、特に魅力的である」と、VTB副社長でありプライベートバンキング部門の責任者であるオクサナ・セメネンコは語る。「裕福な顧客は、分散投資の原則に基づき、宝石を含む代替投資に5%から10%を配分している。」と説明した。

この動きは、G7による制裁や通貨制約がロシアのダイヤモンド輸出に打撃を与える一方で、国営ダイヤモンド鉱山企業であるアルロサが製品の新たな市場を模索する中で起こっている。同社は「ダイヤモンド・エクスクルーシブ」プログラムの一環として、3カラット以上の最大かつ最も質の高いダイヤモンド(一般的にD-Fカラー、IF-VVS2クラリティ)を研磨し、VTBや他の銀行と提携して投資家に直接販売している。これらのダイヤモンドは通常、高品質のファンシーカラーダイヤモンドと共に入札販売されるものだ。

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