インドのジュエリー業界はインド政府に対して、ラボグロウンダイヤモンドを成長させる際に使用するシード(種結晶)に対する輸入関税を廃止するよう求めている。また、これによりインドのダイヤモンド製造産業を後押しすると主張している。
天然ダイヤモンドの原石とラボグロウンダイヤモンドの原石の輸入には関税が課されていないのに対して、ラボグロウンダイヤモンドのシードには5%の税金が課されていると、Gem & Jewellery Export Promotion Council(GJEPC)の議長であるVipul Shahは述べた。これは、多くの税関でシードがラボグロウンダイヤモンド原石ではなく、「プリフォーム」(形はあるが未完成)として分類されているためだ。GJEPCは、すべての税関でシードをダイヤモンド原石として分類することを望んでいる。
シードは片面がレーザーカットされており、もう片面が原石状になっているため、原石とみなされるべきだとShahは主張してる。「シードの取り扱いに関して、より明確にすることを望んでいる。」と彼は述べた。
シードに対する関税の引き下げは、「インドのラボグロウンダイヤモンド産業の成長に役立ち、また将来的に技術をリバースエンジニアリングするのに役立つ。」とGJEPCは声明で付け加えた。GJEPCは以前、インドのラボグロウンダイヤモンド市場を拡大する意向を表明しており、将来的には地元企業がラボグロウンダイヤモンドの危機を製造することを望んでいる。
この要望は、毎年2月1日に行われる財政政策の見直しである政府の連邦予算に先立って行われた。GJEPCはまた、天然ダイヤモンド原石の免税輸入緩和措置を求めており、ポリッシュダイヤモンドの輸入税を5%から2.5%に引き下げることを求めている。
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