GIAは、ラボグロウンダイヤモンド用の低コストなドシエレポート(簡易鑑定書)を発表、対象商品の範囲を広げた。
このドシエレポートはデジタル形式のみでの発行で、1ctのサイズで以前の85ドルから55ドルに価格改定する、と同社は先週水曜日に発表した。レポートにはラボグロウンダイヤモンドの4Cが表示されるが、成長方法や成長後の処理に関する情報は含まれず、価格を抑えているという。またサイズ範囲も以前は1.99ctが上限だったが、0.15ct〜3.99ctsが適用範囲になるという。
「この費用対効果の高いレポートは、消費者を保護し、宝石やジュエリーへの信頼を確保するために、ラボグロウンダイヤモンド市場でのGIAレポートの数を増やすという我々の目標と一致しています。我々は、消費者と小売業者が最も重要だとする情報、つまり4Cグレードと、ダイヤモンドが天然かラボで成長したものかに集中するようレポートを調整しています。」とGIAのCEO、スーザン・ジャックは述べている。
GIAは昨年末、「Laboratory-Grown Diamond Report – Dossier」と呼ばれるレポートの情報を更新しているが、新しい価格に関しては言及していなかった。また、成長方法と成長後の処理を特定することはコストのかかるプロセスであると付け加えた。
またGIAは、成長方法、成長後の処理、クラリティのプロット図を含む、より詳細なラボグロウンダイヤモンドのグレーディングレポートを引き続き提供する。これらのレポートは、0.15ct以上のD〜Zカラーのラボグロウンダイヤモンドに対して発行可能だ。
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