米国最大のジュエリー小売企業、シグネット・ジュエラーズは、同社の所有するブランドZalesでジュエリーレンタルプログラムを導入する予定としている。消費者は特別な機会に着用するため、36種類のラボグロウンダイヤモンドジュエリーをレンタル可能になるという。
“Zales x Rocksbox”と呼ばれるこのプログラムは最初に28の店舗で開始し、夏から秋にかけてさらに多くの店舗で利用できるようにするとシグネットは述べている。Kay Jewelers、Jared、EC大手のJames Allenなどのブランドも所有するシグネットは、このZalesでのパイロットテストの結果によって、他のブランドでも実施することを検討していると述べた。
“Zales x Rocksbox”では、ネックレス、ブレスレット、イヤリング、リングなどの36種類のジュエリーを1,000ドルから9,000ドルの価格で提供する。顧客は小売価格の10%でジュエリーを14日間レンタル可能で、レンタル期間終了後に商品を購入したくなった場合は差額を支払って購入することもできるとシグネットは説明している。
同社は、この新しいレンタルプログラムによってブランドが新顧客を獲得できると考えている。
同社の広報担当者は、「人々がファインジュエリーにアクセスしやすくなるだけでなく、既存の顧客に再来店する追加の理由を与えるのに役立つため、別の消費者層を引き寄せるようになると期待しています。」と述べた。
このプログラムの技術は、2021年4月にシグネットが若い世代にリーチするための手段として買収したジュエリーレンタルサイトである“Rocksbox“によって提供される。今回のこのプログラムはシグネットによる最初のブランドコラボではない。2020年11月には、”Jared x James Allen”をデビューさせている。これは、オンラインブランドであるJames Allenの製品を実店舗を持つJaredの店頭で提供するというコラボレーションだ。
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