米国のジュエリー業者は、インドの製造業者にロシア産ダイヤモンドのボイコットを求める

macro working hand of an Indian man holding a diamond in a polishing factory

米国のジュエリー小売業者は、インドのダイヤモンド製造(カット)業者がロシア産のダイヤモンド原石を使用しないことを宣言するよう求めている。

「多くの企業が米国企業からメールを受け取っており、彼らはこの問題について心配している。」と、GJEPC(宝石宝飾輸出促進評議会 – The Gem and Jewellery Export Promotion Council)の地域委員長であるDinesh Navadiyaはインドのメディアであるエコノミックタイムズに語った。

ロシアのダイヤモンド生産の90%を担うAlrosaに対する制裁と銀行規制によってダイヤモンド原石の供給が制限されているため、インド・スーラトでは推定25万人のダイヤモンド関連労働者が2週間の無給休暇を余儀なくされたという。

米国は、2月のロシアによるウクライナ侵攻直後に、ジェムクオリティのロシア産ダイヤモンド原石の輸入を制限したが、この制限はロシア以外の場所でカット、研磨されたポリッシュダイヤモンドは対象とはされていない。

しかし一方で、米国の取引先企業(バイヤー)はインドの企業に対して、ロシア産の原石を研磨したダイヤモンドを取り扱う場合取引を停止すると圧力をかけているとインドの生産業者は説明する。

ロシア産のダイヤモンドは通常、インドでカット及び研磨されるダイヤモンド全体の約40%を占めている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました