
デビアスグループは、一部の小売店で「DiamondProof」デバイスを導入し、天然ダイヤモンドの迅速な検証を可能にした。
この「DiamondProof」は、天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドや模造石、類似石を区別するため、独自の化学的特徴を検出するとデビアスは発表した。主要なジュエリー小売業者はすでにこの技術を使用しており、昨年6月にラスベガスで開催されたJCKショーでの公開に続く形で、米国で初めて導入されたという。
同社によれば、このデバイスは迅速に天然ダイヤモンドを特定し、偽陽性率0%を保証するため、ラボグロウンダイヤモンドを誤って識別することはないという。この新技術は小売店の店頭での使用を想定しており、消費者がデジタルスクリーンで結果を確認することができる。また、バックオフィスでも利用可能であり、天然とラボグロウンを明確に区別することで、消費者の信頼を向上させることを目的としている。これにより、小売業者は消費者に天然とラボグロウンの違いを教育することができる。
「天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドは根本的に異なる製品である」とデビアスブランドのCEO、サンドリーヌ・コンセイエールは述べている。「消費者はそのような意味のある購入に対して自信を持つべきであり、『DiamondProof』は小売業者がより安心感を提供できるようにするものである。」と説明した。
早期導入者には、米国最大級のジュエリー小売業者が含まれ、独立系の店舗でも近日中に導入される予定である。デビアスはまた、米国でのアフターサポートを整備しており、増大する需要に対応するため、来年には生産を増加させる計画だ。
デビアスの価格設定、製品・技術開発担当上級副社長であるサランドス・グベリスは、「『DiamondProof』は、ダイヤモンドが天然のものであるかどうかを迅速かつ確実に識別することで、これらの重要な購入を行う際の顧客の信頼を高めるために不可欠なものとなる」とし、小売環境にこの装置を導入することで、消費者が「十分な情報に基づいた意思決定を行う」のに役立つだろうと付け加えている。
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