
2026年1月4日、インド・ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー・マハラジ国際空港に到着した旅客が、計約894.6カラット、約28万ドル相当のダイヤモンドを体内に隠していたとして税関当局に押収された。
押収されたダイヤモンドは、当局による通常の乗客スクリーニング、スポット検査に基づくプロファイリングの結果発見されたものであり、乗客の出発地や個人情報、ダイヤモンドの種類の詳細に関しては公表されていない。
同空港では12月30〜31日にも複数の押収例があり、金や大麻とともに別の乗客が約5万3千ドル相当のカットダイヤモンドをスーツケース内に隠して搭乗準備を進めていた例が確認されている。
インドは世界最大規模のダイヤモンド研磨・加工拠点の一つであり、原石や研磨ダイヤモンドの国際的な流通ルートとして重要な役割を果たしている。こうした中で、税関申告義務や関税回避、さらに紛争ダイヤモンド規制(キンバリー・プロセス認証)を回避するための密輸行為が後を絶たない実態が各国税関当局の報告で指摘されている。
密輸の代表的な手口には、隠匿場所の工夫や体内隠匿・偽装梱包といった高度なものが含まれ、税関検査の難易度を高めている。こうしたリスクは、関税だけでなく正規のサプライチェーン管理や倫理・コンプライアンスの観点からも大きな懸念事項となっている。



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