デビアス、フォーエバーマークはルースダイヤモンド取扱の新方針プランを「撤回」

デビアス、フォーエバーマークは、ブランドがルースダイヤモンド(裸石)の流通を引き継ぐという新しい取扱方針に関して、一部の小売業者から大きな反対を受けるという騒動の後、この計画をキャンセルした。

デビアスの北米ブランド責任者であるチャールズ・スタンレーは、「デビアス フォーエバーマークの戦略を進化させ続ける中で、ブランド内のルースダイヤモンドの取扱に関して受け取ったフィードバックに耳を傾け、現状維持を決定しました。」と、ブランド取扱小売業者へのメールの中で述べた。

「これにより、当社の認定サプライヤー、及び当社から引き続き直接デビアス フォーエバーマーク ダイヤモンドのルースを仕入れることが可能で、当社の(フォーエバーマーク)ダイヤモンドをサードパーティのデザイン、及びデビアス フォーエバーマーク デザインにセッティングすることができます。」と述べている

当初、2023年1月1日から発効することを目標としていたこの計画では、デビアス フォーエバーマーク ダイヤモンドはフォーエバーマークブランドのデザインのみで販売する必要があり、デビアス フォーエバーマーク自体が全てのルースダイヤモンドを販売することになっていた。デビアス フォーエバーマークは当初、この計画はブランドとしての全体の体験を構築するために必要だと述べていたが、小売業者はこの計画が既存サプライヤーとの長年にわたる関係に影響することに懸念を示していた。

デビアスはこの新しい計画を、今年のJCKラスベガスショーの直前に発表していたが、この計画はJCKに参加した小売業者やメーカーの間で議論の的となっており、一部の企業は不満を明らかにしていた。

デビアス フォーエバーマークを取り扱う小売業者のうちの1人は、このプランが撤回されたことについて安堵しているが、JCKラスベガスショーがこの問題の議論に終始したことについて遺憾を示した。

スタンレーは小売業者に宛てたメッセージの中で、「完成品としてのジュエリーは、提供されたダイヤモンドコレクションを通じて引き続き提供される。」と指摘し、それが「さらに洗練され、拡張される。」との述べている。またメールでは、ブランドパートナーは引き続き、デビアス フォーエバーマークからの年間75,000ドル相当の購入の必要があると述べている。

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